引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1544845039/
南場は球団買収の過程で、読売新聞社渡辺恒雄主筆のもとを訪れた。買収が世間に表面化した少し後だった。
のちの初代オーナーで、実行役の春田真が水面下で買収を進める中、南場はほぼ初対面だった渡辺の部屋をノックした。
南場 一般的な仕事や事業、生き方、考え方の話をさせていただきました。主筆も関心を持って、私について聞いてくれた。野球がどうとかではなく、人間としての考え方を聞いていただいた。私も深掘りをして質問をして、話すうちにすごくチャーミングな方だなと思いました。こんな若造に関心を持って、人間性を聞いてくださった。高圧的な印象はまったくなく、すごくしゃべりやすい環境をつくっていただき、その人柄のファンになりました。
プロ野球界の話にとどまらず、日本の歴史、渡辺の記者時代の経験談を聞き、古い書物を紹介されることもあった。ときにはアカペラで歌う歌声に、耳を傾けたこともあったという。「昭和」という時代を生き抜き、球界を支えるその教養の深さと人間としての魅力にひかれた。「平成」最後の買収後も、たびたび渡辺のもとを訪ねることになる。
南場 こういったら失礼ですけど、同じマンションに住んでいたら、一升瓶もって「今日はこの話教えて下さい!」って遊びにいきたいくらい。お話が知的で、本当に素晴らしい時間なんです。
南場 個人的にはDeNAでよかったと思っています。当時はモバゲーというプロダクトにかけていた。モバゲー(ベイスターズ)になっていたかもしれないけど、その選択はしなかった。DeNAという社名が残って今はよかった。
11年12月、生まれ変わった「横浜DeNAベイスターズ」が誕生する。GM職に高田繁が就き、監督は中畑清が就任。初代陣営がそろった。(敬称略=つづく)【栗田成芳】
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Source: なんJ PRIDE
DeNA南場オーナー、球団買収のとき巨人ナベツネをうまく懐柔していた