引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1543997165/
ただ黙って判を押したわけではなく、今回も引き続き球団側に強く訴えたのはブルペンの環境改善。右腕の勇気ある行動には、あのレジェンドも同調した。
2度目の交渉で合意に達したが、田原は「金額面で保留したのではない」と強調した。伝えたかったのはリリーフ陣の窮状だ。
「3年連続でブルペンの環境改善を訴えてきて、変わらず毎年のように『今年は良くなるから』っていうことしか言われなくて…。
今回は保留することにより、少しでも多くの人に『僕らはこんなひどい環境で野球をやっているんだよ』というのを知ってほしかった」。穏やかな口調ながら、しっかりと声を発した。
具体的にはどんな状況だったのか。「100%で行きたいにもかかわらず、50~60%の状態で行かされるっていうのがほぼほぼ。
そろそろ自分だから準備しようかなと思ったら『まだ(肩を)つくらなくていいよ』と。『じゃあ、待機しておきます』と言ったら、『やっぱり、ここから行くよ』ってなる場面が多々あった。
何も言われていない状態で急に行かされることも。シーズン序盤から『去年よりひどいな』っていう感じで(リリーフ陣の)みんな多分、捉えていた」
今季の田原は29登板で2勝0敗、防御率2.56。ただ3位に終わった今季は接戦に競り負ける展開が続き、ブルペン陣全体の乱調がV逸の主要因としてやり玉に挙がった。
右腕が主張したかったのは、問題が選手だけではなく、首脳陣の起用法にもあったのではという点。
球団側は「(前回交渉後に契約更改したリリーフ投手の)100%がそういうふうに言っていた」と理解を示したという。
10年ぶりに古巣へ復帰した右腕が感じたのが、日米の異なるブルペン環境。「日本とアメリカで大きく違うなと感じたのが、リリーフ投手がいつ投げるかっていうのが日本は分からないこと。
その点が難しい。(先発が)完投するので、中継ぎが中6日とか平気で空いたりする。メジャーは基本、3日以上は空けないですから。
間隔が空いていれば体が軽いと思うかもしれないけれど、ブルペンでは投げている。投げろと言われたところで投げるしかできないというのもね」
一方で上原は日本の球団全てが同じ状況ではないとし、「今、DeNAがメジャー式のやり方じゃないですか? 中継ぎがみんな50試合、60試合投げている。
あれはラミちゃん(ラミレス監督)がアメリカのやり方を取り入れているんじゃないかな、と感じています」とも語っていた。
田原も他球団のブルペン環境を独自調査したという。ただ、百戦錬磨の上原でさえ難しさを感じたというのだから、今季の巨人ブルペンの状況が異常だったのは確かなのだろう。
原監督体制となった来季の投手陣は宮本、水野両コーチが管轄する。田原によれば、すでに秋季キャンプで両コーチとはコミュニケーションを図っているといい
「来年に関しては良くなるというふうに感じました」。田原との交渉にあたった大塚球団副代表も「ブルペンの不満は(首脳陣に)きちっと伝えて改善に向けてやる」と約束したが…。
球団は現在ブルペン補強に乗り出しているが、併せて環境改善をどこまで実現できるかも浮上の鍵になる。
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Source: なんJ PRIDE
田原だけじゃなかった 巨人リリーフ陣怒りの総決起