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とは、在京球団のベテランスカウトだ。
「大阪桐蔭の根尾と報徳学園の小園は、二遊間で10年以上はレギュラーを張れる素材。同じく大阪桐蔭の藤原はトリプルスリーを狙える。
金足農の吉田は1年目から先発ローテーションに入ってくる完成度。高校生の特Aクラスがいる年は多少、チームの補強ポイントからずれても取りにいかないといけない。
同じ特Aでも伸びしろがある分、大学・社会人の候補より上。チームの将来を考えれば当然でしょう。そうそう毎年、高校生に特Aは出てこないんだから」
と続けるのだが、この球団だけは別らしい。
阪神の球団幹部が在阪スポーツ紙記者に「先発ピッチャーの数が足りていないのは明らか。そろそろ投手も取らないと」と今秋ドラフトで大学生の即戦力投手の1位指名を示唆しているのだ。
スカウティングと育成に定評のある日本ハムは、「その年の一番いい選手を1位指名する」という方針を徹底している。チームの補強ポイントよりまず、素材の確保を優先。
そうやって、ここ12年で5度のリーグ優勝を含むAクラス入り9回とチームの安定につなげてきた。
今年は投手に苦しんだから、今年は打てなかったから、と短絡的な戦略ですぐに使える選手、取りやすい選手を取っていると、結果的にチームの新陳代謝が進まず、低迷期が長くなる。まさに今の阪神がそうなのではないか。
過去10年のドラフトで阪神が高校生を1位で獲得したのは、2012年の藤浪晋太郎(24=大阪桐蔭)のみ。入札したのも09年の菊池雄星(花巻東=現西武)、昨年の清宮幸太郎(早実=現日本ハム)だけである。
高校生の育成に対するトラウマが今年もドラフトで即戦力へ“逃げる”要因の一つなら、それはそれで情けない話である。
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Source: なんJ 高校野球まとめ速報
【悲報】阪神、根尾&藤原&小園をドラ1指名回避へ