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子供の低身長は遺伝なのか?

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■低身長は遺伝なのか

低身長の子供は遺伝が原因なのでしょうか。

子供の身長が低いのは、親がどちらも低いからだとよく言われます。
身長が低い病気である低身長も遺伝が原因なのでしょうか。
両親の身長により、子供の身長の目安を計算する式があります。
男子= (両親の身長の合計+13)/2+2
女子= (両親の身長の合計-13)/2+2
父親が170cm、母親が160cmの場合だと、男子の子供は
173.5cm、女子の子供は160.5cmとなる計算になります。
しかし、子供の身長は、年々伸びてきています。
現在の15歳の男子の身長の平均値は、168.5cm、女子は157.3cm
です。
この数値は、50年前と比べて10cm以上も伸びています。
上記の計算式は1952年にアメリカの小児科医師が、医学雑誌で発表したもの
であり、かなり古いものなのです。
親の身長が子供の身長へ与える影響については、まだ研究が進んでいない状況
なのです。
ただ、低身長の病気の親から同じく低身長の子供が生まれるという、遺伝的な
ものはあります。
「家族性低身長症」という病名で言われています。
■低身長となる原因

低身長となる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

低身長となる原因には、体の病気によるものとそうでないものがあります。
体の病気でない原因で低身長となるものを「特発性低身長症」と呼んでいます。
低身長の約70%は、「特発性低身長症」なのです。
「特発性低身長症」には、主に以下のものがあります。
①家族性低身長
両親のどちらかの低身長の場合など、遺伝的な原因による低身長です。
②体質性低身長
成長の速度がゆっくりしているなど、その子供が持つ体質的な原因によるものです。
思春期が遅れる思春期遅発症が原因となる低身長も、これに含まれます。
また、思春期が早くおとずれる思春期早発症の場合も低身長となることがあります。
身長の伸びは、思春期が訪れると止まる傾向にあります。
十分に身長が伸びないまま思春期を迎えると、結果的に低身長となることが
あります。
③原発性低身長
特別な原因が見当たらないものです。
生活環境やストレスなど心理的なものが原因かと言われています。

親の身長は正常であるのに背が低いなど、特別な原因が見当たらない場合です。
生活環境やストレスなどが体になんらかの影響を及ぼしている可能性もあるとされています。

■突発性低身長症の治療方法

突発性低身長症の治療方法とは。

体の病気が原因で低身長となった場合には、治療方法としては、成長ホルモンの投薬
が主な治療方法となります。
成長ホルモンが十分に分泌されていないという原因が多いこともありますが、
成長ホルモンを投薬することにより、身長が伸びたという症例が多くあることもあります。
しかし、突発性低身長症は成長ホルモンが不足である原因ではありません。
成長ホルモンを投薬にすることによる副作用というのは、ほとんどないそうですが、
突発性低身長症の場合の治療方法としては、以下のことがあります。
①身長を伸ばす栄養の摂取
身長を伸ばすための栄養素(タンパク質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など)
を多く含む食生活への改善です。
身長が伸びないという理由に、小食や偏食などの食生活が原因とみられるものが
ほとんどのようです。
特に3歳までに十分なタンパク質を摂取していないと、身長の伸びに影響があると
言われています。
②十分な睡眠時間をとる
「寝る子は育つ」と言われているように睡眠が大切です。
成長期に成長ホルモンが一番分泌されるのが、睡眠時間中と言われています。
そのため、睡眠時間が短いと身長を伸ばすための成長ホルモンが多く分泌
されないので、睡眠を十分とるのが大切です。
③運動による影響
適度な運動をすることで、食欲も増し、体の成長が抑制されます。
④生活環境の改善やストレスの排除
低身長の原因がわからない場合、生活環境を見直したり、ストレスがあれば
それを排除することを行ったりします。
精神科医へのカウンセリングが必要となるでしょう。
⑤サプリメントなどの摂取
身長を伸ばす要素を含んでいると言われるサプリメントなどを服用してみる
のも一つの方法です。
成長ホルモンを投薬してみることもよいかもしれません。
子供が低身長かもしれないと感じた場合は、医療機関への診断は行わないと
いけません。
突発性低身長症の場合は、上記の治療で身長が伸びたとという人が多いよう
です。
■低身長となる体の病気

低身長となる体の病気にはどのような物があるのでしょうか。

低身長となる、体の病気には以下のものがあります。
①子供の成長を促すホルモンの異常
子供の成長を促すホルモン(成長ホルモンや甲状腺ホルモン)の不足などが
原因となる病気です。
成長ホルモンは、脳の下垂体から指示されて分泌が行われます。 その指示
が正しく出されていないという病気です。
甲状腺ホルモンは、のどの奥の甲状腺から分泌されますが、甲状腺の機能が
悪いことが考えられます。
②染色体の異常
ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群と呼ばれる、生まれつき染色体に
異常がある場合の病気です。
③骨や軟骨の異常
骨や軟骨の成長に異常がみられる病気です。
「軟骨異栄養症」などがあります。
④内蔵の病気
心臓や腎臓、肝臓、消化管などの臓器に異常がある場合です。
⑤生まれつき小さく、成長が悪い
生まれつき小さい身長、体重で生まれて、その後大きく成長していない場合
です。
「低出生体重性低身長症」と呼ばれています。
3歳くらいまでに、標準に近い大きさに成長する子供も多いですが、大きく
成長しない子供も中にはいます。

Source: ねこメモ
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