
あの震災から12年か…
12年前の3.11は、
冬のような寒い日だった気がする。
今日は、初夏のような暖かさ…
我が家のある湘南地方は、
震度5弱。
大きな揺れにビックリはしましたが、特に被害はありませんでした。
揺れが大きかったので、この辺りが震源かと思ったのに、
直後から入ってきた東北方面の情報に、
驚きと恐怖を感じました。
そして、
飼い主を失った犬や猫の存在を知って、
それまでとは違った犬との向き合いが始まったのでした。
貫太は、福島第一原発の事故によって立ち入りが禁止となった区域に取り残されていた犬です。
保護されたのは、地震から1ヶ月以上経った4月の末らしい。
ビビりで神経質で内弁慶な性格だから、
人の消えた立入禁止区域でどうやって生き延びていたのか…
幸い年齢がまだ若かったせいか、警戒心より心細さが優ったようで、
動物のレスキューに入ったJ-Taz’sに保護されました。
その後のシェルター生活は、
若い柴男子にとっては窮屈で、辛い時間でもあっただろうけど、
貫太の性格を考えると、あのまま福島に残されていたら、
無事に生き延びられたとは思えません。
私がシェルターにボランティアに行き始めた頃は、
犬だけでも450匹ほど保護されていて、
当初は毎日のように、飼い主さんがお迎えに来たり、
里親さん、一時預かりさんが決まって、シェルターを後にする犬たちがいました。
なのに…
大人しくて、見た目も可愛い(親バカ目線です)貫太は、
夏を過ぎても里親が決まらずにいました。
結局7ヶ月もの間、誰にも引き取られなかった貫太。
これってやっぱりウチに来る運命だったのかな?
我が家には、犬嫌いで、全盲の猛女、柴犬ミッチーがいたけど、
貫太を迎えることになったのです。
福島の場合、
地震という自然災害だけじゃなく、原発事故という、
人災的な要素も加わっていて、
我が家も東京電力の電気を使っていたわけで、
複雑な気持ちになってしまいます。
地球温暖化が進んでいて、
ロシアによる侵略戦争が勃発した事もあって、
電気代が高騰しているし…
これから日本のエネルギーをどうしていくのがいいのか、
私自身は答えが見つからないのですが、
あんな悲惨な原発事故を2度と起こさないよう、
人も、犬も、猫も、動物も、辛い、辛い思いをした事を、
そして、未だに原発問題は解決できていない事を、
貫太を通して、
せめて1年に1回、この日に記しておきたいと思いました。
今年は13回忌ってことになるのかな…
東日本大震災で失われた全ての命の冥福を
心から祈ります。
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ありがとうございます♡
Source: 湘南凸凹柴WAN日記
あの震災から12年か…

