私と余命数ヶ月の猫

語らせて

どーぞ！

出会いは2017年の10月の終わり

夜の仕事してた私は、保護猫カフェに客のじいさんと暇つぶしに行った

そこでかわいい猫がいたら引き取りたいなー、なんて気軽なことを考えていた

猫はずっと飼いたいと思ってたんだけど、命を粗末に扱いたくなかったのと、猫を飼うことにトラウマがあったので、ペット可のマンションに住みながらペットは一度も飼ったことなかった

その保護猫カフェは、猫エイズの子達とそうじゃない子たちと分けて飼育していて、さらにそここら相性の良い子と悪い子達の集団にわかれてた

私はもしも飼うなら、子猫でエイズじゃなくて単色でオスがいいなと思ってた

それから、ビビッときた子を飼おうと思ってた

猫エイズキャリアの子達がいるスペースに、めちゃくちゃ人懐っこいキジ白の猫がいた

雑種で顔に斑点があって、鼻にも黒い斑点があって、ガリガリで全然可愛くなかったんだけど、とにかく愛嬌があったのと、客が数人いるのになぜか私の膝に乗ってきてめちゃくちゃ可愛いなぁと思った

そのキジ白が一緒にいたのは、すごく目つきが悪くて体が大きくて鼻水垂らしてガサガサした毛並みのキジトラだった

このキジトラが、余命数ヶ月の猫

可愛い子猫もいたんだけど、何故だかその二匹がすごーく気になった