レベルアップ著しい日本代表とレベルダウン著しいJリーグ…右肩上がりが終焉を迎え、右肩下がりが始まった
2023年11月29日11/29(水) 6:50
J1リーグ。2位の横浜F・マリノスがアルビレックス新潟に引き分け、首位を行くヴィッセル神戸が名古屋グランパスに勝利したため、優勝の栄冠は最終節を待たずに神戸の頭上に輝いた。
勝ち点差2で迎えた試合だった。両者が競いあうスリリングな展開になっっていたことは確かである。しかし世の中の反応はいまひとつ鈍かった。その反応の強弱を何で判断するか。テレビ、新聞からネットに移行したいま、正確に捉えることは難しくなっているが、少なくとも阪神とオリックスが日本シリーズを争ったプロ野球には大きく劣っていた気がする。
横浜FMが、優勝した昨季を上回るサッカーをしながら神戸に優勝を浚われたわけではない。神戸に敗れたと言うより、昨季の自分たちに敗れた恰好だ。メンバー的にもサッカー的にも後退したことで、よく言えば手堅い、悪く言えば古典的なサッカーを展開する神戸に遅れを取った。
右肩上がりが終焉を迎え、右肩下がりが始まったシーズン。Jリーグの2023年シーズンを一言でいえばそうなる。Jリーグがレベルダウンした原因を探すことは簡単だ。現在100人に迫る日本人選手が欧州でプレーしているからだ。その数が増えることは、Jリーグ側にとっては人材の流出に当たる。
選手個々のレベルが上がったことでJリーグのレベルは下がったーーとは皮肉な結果である。これはJリーグの市場価値が下がったことを意味する。折からの円安がそれを後押しする。Jリーグのチームには外国人選手の値段が滅茶苦茶高く感じられるのだ。外国人枠を満たしているクラブはけっして多くない。外国人選手の質も高いとは言えない。ベンチを温める選手は少なくない。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6c9160ff6d74e8492360940addb0340d99519079
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Source: SAMURAI Footballers
レベルアップ著しい日本代表とレベルダウン著しいJリーグ…右肩上がりが終焉を迎え、右肩下がりが始まった