野々村チェアマン「Jリーグは今や60クラブ! 地域ごとに幸せ感じている人が増えている!」
2023年9月25日産経新聞
30年前、10でスタートした日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のクラブ数はJ1からJ3まで60に増えた。「サッカーの街」として知られる静岡県清水市(現・静岡市清水区)出身のチェアマン、野々村芳和(よしかづ)さん(51)は、地域を活性化させてきたリーグの役割を含め「大成功」と強調した。
(略)
◆清水の環境を再現
今は、プライベートで清水に行くことはないですね。でも、チェアマンになって、色んな人と会うことが増えました。(静岡の試合に行くと)小っちゃい頃からサッカーを一緒にやっていた仲間、昔お世話になった先生とかが周りにいたりするんですよね。
静岡県内からJ1クラブがなくなりました。いやあ、そんなことが起こるって、20年前、30年前に想像できた人って多くなかったと思うんですよ。でも、実際、そうなったのは他の地域のサッカーのレベルが上がったということも事実として絶対あります。色んな変化が起きて、日本サッカー全体としては成長しているわけじゃないですか。「どうすればまた、J1のクラブがいくつもある静岡県になれるのか?」を、しっかり考えなければならないと思います。
ご存じかもしれませんが、「KICK OFF!」という番組が今、30の放送局、45都道府県で流れているんですよね。Jリーグが投資して。僕が小さな頃の清水、静岡が与えてくれた環境を思い出して、現代風にアレンジして、施策としてやっています。当時の静岡県内のサッカー環境、文化とか、「すごいな」って思うわけですよ。色んな県でもしっかりやれるようになったら、時代は違えど、何らかの良い変化が生まれると思うんです。
◆「大成功」
10チームで始まったJリーグですが、「百年構想」を掲げて何チームあってもいいんだ、というスタンスでやって来てました。今、60になり、プラスJリーグに入りたい、と思っているクラブが全国で20~40あるんです。これ、すごいと思うんですよ。ある意味、大成功です。30年前、10チームでやった時は、華やかなエンターテインメントではあったかもしれませんが、今ではどんなクラブにも一緒にクラブを成長させるとか、地域を盛り上げて行くっていう本当の意味でのサポーターと言われる人たちが山ほどいるわけです。
ただ、東京からのフィルターでは分からない。今、華やかで圧倒的なチームがないから。でも、実際に地方へ行ったら分かりますが、地域、地域でサッカーを中心に幸せを感じている人は着実に増えています。(聞き手 江目智則)
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e7e1ed6e65d19878f2f16d78e4562409d2ca9c
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Source: SAMURAI Footballers
野々村チェアマン「Jリーグは今や60クラブ! 地域ごとに幸せ感じている人が増えている!」