<浦和レッズ>開幕3試合勝ちなし!コロナ、ケガ人、2戦連続の退場者…リカルド監督「これもサッカーの一部だ」
2022年2月27日浦和はホームでG大阪に0―1で敗れた。チームでコロナ陽性者、ケガ人が相次いで起用できる選手が少ない中、2試合連続で退場者を出してしまい、直後に失点。2018年以来、4年ぶりの開幕3試合勝ちなしとなった。昨季の天皇杯、今月12日の富士フイルム・スーパー杯を制し、J1の優勝候補に挙げられた浦和が厳しい状況に立たされている。
試合後、リカルド・ロドリゲス監督は厳しい表情で会見に臨んだ。「敗戦にふさわしくない内容でもこういう結果になってしまう。これもサッカーの一部だ」と悔しさをにじませた。
決勝ゴールを決めた相手MF福田湧矢が「前半はレッズが全ての部分で上回り、苦しい展開だった」と語ったように、序盤から完全に浦和ペースだった。開始2分、MF関根貴大の左クロスからMF松崎快の右足シュートは枠外。9分にはFW江坂任の左クロスから松崎の左足シュートが相手GKに阻まれ、こぼれ球を狙ったMF小泉佳穂のシュートはわずかに左へ外れた。「前半で2―0、3―0で折り返す可能性があった試合だった」(同監督)と、理想的な形で決定機を作りながらも決められずに時間が過ぎた。
0―0の後半36分。MF岩尾憲が危険なスライディングタックルで相手を倒し、この日2枚目の警告を受けて退場した。3日前、同じ埼スタの神戸戦で相手を突き飛ばしたFW明本考浩に続く退場者。数的不利となり、守備固めにDF犬飼智也、MF柴戸海の投入を準備していた同38分に決勝点を浴びた。指揮官は「ほぼ唯一に近いくらいのシュートを決められてしまった。前節同様に10人になってから、その機会を相手にうまく利用された」と嘆いた。
開幕直前に選手5人が新型コロナウイルスの陽性判定。ユンカー、木原励、松尾佑介ら前線の選手にケガ人が続出している。この日は明本が出場停止で、ベンチ入りメンバーでFWはユース所属の早川隼平のみ。フィールド選手はDF3人、ボランチが本職のMF2人で、同監督は「先発、途中出場の選手でポジションのバランスが悪くなってる。例えば60~65分で疲労がたまった中、純粋なポジションの選手を入れるのが困難な状況だ。全員がそろってしっかりプレーすることが早くできるように願ってる」と苦しい胸中を明かした。
起用できる選手が少ない中、江坂や関根、伊藤敦樹や岩波拓也ら、開幕から過密日程ながら出ずっぱりの選手の疲労は蓄積。次節は中3日で昨季J1王者の川崎と3月2日にアウェーで対決する。
この日プロ初先発した流通経大卒ルーキーのDF宮本優太は「目標は優勝したいと思ってる。残留を目標にすると、チームの雰囲気はプラスからマイナスになる。チームの目標は変えちゃいけない」。正念場を乗り越え、16年ぶりのリーグ制覇へまずは1勝を狙う。(星野 浩司)
スポーツ報知 2/26(土)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8777fc7be42283ea377d966f49f40fd7d3830b9
続きを読む
Source: samuraigoal
<浦和レッズ>開幕3試合勝ちなし!コロナ、ケガ人、2戦連続の退場者…リカルド監督「これもサッカーの一部だ」