A・マドリーを牽引する名手スアレスの“矜持”。発奮材料はバルサからのクビ宣告「本当に腹が立った…」
2021年2月24日全盛期は過ぎた――。そう判断され、バルセロナを追われたストライカーが奮闘を続けている。ウルグアイ代表FWのルイス・スアレスだ。
12年ぶりの無冠に終わった19-20シーズンからの抜本的な改革に乗り出したバルセロナから昨夏に突然の“戦力外通告”を宣告されたスアレス。だが、新天地となったアトレティコ・マドリーでは、ますますその存在感を強めている。
ラ・リーガでは20試合で16ゴールを叩き出し、首位をひた走るA・マドリーを牽引し、34歳という年齢を感じさせないベテランFWだが、絶好調のヒミツは、ずばり「見返したい」という想いからだった。現地時間2月22日にフランス誌『France Football』のインタビューに応じたスアレスは、「僕が最高レベルにあると証明したいんだ」と明かしている。
「バルセロナの対応で本当に腹が立ったのは、『君は歳を取ったし、もうハイレベルではプレーができないだろう。偉大なチームでは無理だ』と言われたことだ。彼らは僕を突き放し、もう戦力として数えていないことを伝えてきた。複数年契約を残していたけど、僕を必要としていなかったんだよ。毎シーズン20ゴール以上を記録していた。レオ(メッシ)のすぐ後ろで、ね」
古巣への“恨み”を口にしたスアレスは、「僕はクラブで何もしていなかったわけじゃない」と続けた。
「僕はバルサでの6年間、一定以上のレベルを維持し、期待された通りにプレーしてきた。契約した多くの選手が期待されていたレベルに達していなかったのにね。クラブは変化を必要としていた。だから、僕はそれを受け入れた。敬意を払うに値する行動だと思うよ」
皮肉交じりにバルサへの想いを吐き出したストライカーは、複雑な心境の中で見出した新天地への想いも明かしている。
「いまだに多くの人々が、なぜアトレティコを選んだのかと疑問に思っているだろう。ここは野心的なクラブで、最も重要なのはメンタルだ。常に強い気持ちを持って、困難な状況から好転させるための手段があると信じることが大事なんだ。それは僕の信念でもある。どんなに難しい時でも決して諦めないという自尊心があればいい。そして何より、僕が今も最高のレベルで活躍できることを証明したかった」
自らをクビにした古巣を見返すように、新天地で矜持を見せつけているスアレス。シーズンが佳境へと突入するなかで、ますます目が離せない存在となっていきそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
https://news.yahoo.co.jp/articles/d50b60ccb03268bd03c59e54ad90d1d85a40df64
2/24(水) 5:30配信
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Source: samuraigoal
A・マドリーを牽引する名手スアレスの“矜持”。発奮材料はバルサからのクビ宣告「本当に腹が立った…」