【杉山茂樹】サッカーの普及、発展のためにもACLの視聴環境、改善を望む
2021年2月4日- 1 名前:梵天丸 ★:2021/02/01(月) 08:13:08.20 ID:CAP_USER9.net
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杉山茂樹 | スポーツライター
1/29(金) 8:001次リーグを4月21日から5月7日まで、セントラル方式で開催することになった2021年アジアチャンピオンズリーグ(ACL)。Jリーグ勢で出場権を得ているのは、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、名古屋グランパスの昨季の上位3チームで、同4位のセレッソ大阪はプレーオフからの出場となる。
変則日程で行われた昨年は、ヴィッセル神戸がベスト4入りしたものの、FC東京、横浜Fマリノスはベスト16止まり。鹿島アントラーズはプレーオフの段階で沈んでいる。
日本勢は満足すべき結果を残したとは言えないが、それについて心配する声は聞こえてこない。
(略)
日本でCLの中継が始まったのは1990年代前半。右肩上がりを続けてきた日本サッカーを語る時、以来30年近く、世界最高峰の戦いをお茶の間で途絶えることなく観戦できたことは、外せない要素になる。CL中継は日本のファンの視野を広げる窓としての役割を果たしてきた。日本と世界を繋ぐ、まさに生命線としての役割を担ってきた。
その大切な糸が今季、突然、切れた。放映権を何の説明もなく、いきなり手放したDAZNの罪は重いと言いたくなる。幸いにも2月16日に再開する決勝トーナメント1回戦以降は、かつて(90年代から2000年代にかけて)放映権を持っていたWOWOWで放送されることになった。DAZNの契約世帯が100万以下と言われるのに対し、WOWOWは約280万。より多くの人が視聴可能になったことは喜ばしい限りだ。
しかし、そうは言っても、たかだか280万だ。世界No.1スポーツ、サッカーの、そのシーズンに行われる最高峰のイベントにしては少なすぎる数だ。ゴルフやテニス等の視聴環境に比べると大きく劣る。
サッカーの普及発展を考えると、NHKBSあたりで中継するのが妥当に思われる。いずれにせよ、CL視聴者の少なさは、日本サッカーの普及、発展に悪い影響を与える。世界の頂点の最新レベルをイメージすることができにくくなれば、時代から置いていかれる。
アジア最高峰の戦いであるはずの、ACLの視聴環境についても一言いいたくなる。視聴可能なチャンネルは、主に日テレNEWS24と日テレジータス(スカパー)だ。正確にどれほどの人が契約しているのか定かではないが、ACLを観戦するために、日本テレビ系のCS局と、わざわざ契約を結ぼうとするサッカーファンはどれほどいるか。出場チームのファンがせいぜいだろう。大衆的な広がりは期待できない環境にあると言わざるを得ない。
欧州のCLには、レベル的にも格式的にも大きく劣るACLだが、当事者である日本人として、とくと目を凝らす必要がある。冒頭で述べた昨季の成績について、もっと残念がる必要がある。視聴環境を改善しないと、Jリーグのレベルは向上しない。
川崎フロンターレは昨季、Jリーグを圧倒的な成績で制した。その余勢を駆ってACL、さらにはその先に控える世界クラブ選手権を目指して欲しいものだが、補強は思いのほか地味に映った。スタメン級の獲得は、昨季まで名古屋でプレーしたジョアン・シミッチぐらいだ。それも、サンタ・クララ(ポルトガル)に移籍した守田英正の代わりと考えれば、補強と言うより現状維持、差し引きゼロに見える。世界に目が向いていない印象を受ける。
少なくとも、欧州のCLに出場するチームの勢いを川崎に見ることはできない。その点を指摘する声も小さい。
くり返すが、メスが入れられるべきポイントだと思う。それが外部からの刺激不足にあるのだとすれば、CL、ACLの視聴環境と関係していると考えたくなる。特にACLはなんとかならないものか。多くのサッカーファンに見られているという意識が低ければ、選手のモチベーションは上がらない。ACLに高い価値を見いだせなくなる。そう思わずにはいられないのだ。https://news.yahoo.co.jp/byline/sugiyamashigeki/20210129-00219924/
引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1612134788
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Source: フットボール速報
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