ダビド・ビジャ「日本人選手は戦術理解が世界に比べ劣っている。失敗を恐れシュートを打たない」
2021年1月22日 ワールドクラスのゴールゲッターとして名声を得たビジャが代表を務める「DV7サッカーアカデミー」は、
日本を含めて世界7カ国で展開。各国の状況や特徴を正確に捉えて世界基準と比較し、
強化ポイントを導き出している。日本人プレーヤーの特徴の一つとして得点力不足を挙げており、
ワールドカップ得点王の意見が取り込まれた独自開発の「DV7メソッド」を使ってシュートへの取り組みを強化している。
戦術の理解力が劣っていることを指摘する。
「日本人は高い規律性を持ち、監督やコーチから言われたことを忠実に実行しようとする選手が大半です。
それは良い面もありますが、自分で考えて実行するのが苦手になる要因となっているように感じます。
それは自分で的確なプレーを判断できる基本的な戦術面の理解不足につながっています。
それが一因となり、日本人プレーヤーは戦術の理解が世界に比べると劣っていると言えます」
日本人プレーヤーがシュートへの積極性に欠ける原因についてもこう言及する。
「日本人プレーヤーは失敗を異常に恐れる傾向にあります。
成功確率の低いプレーに対してチャレンジするのではなく、失敗するならチャレンジしないほうがいいといった思考が働くようです。
シュートというプレーは、試合のなかでも数が限られています。
ただでさえ数が少ない貴重なプレーであるうえに、勝敗がかかる責任重大なプレーです。
しかも、育成年代における日本の公式戦の多くがトーナメント形式で、負けたら終わりのノックアウト方式となっています。
それを踏まえると、貴重なシュートシーンにかかる責任は計り知れません。
スペインをはじめとするヨーロッパ諸国では、育成年代でもリーグ戦が整備されていて主流となっています。
失敗をしても次の機会はすぐにやってきます。
しかし、現在の日本の環境では、そうはいきません。失敗を何カ月も引っ張ってしまうことも多々あるようです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd1fa8bd0ede3af6d2fad4223f78543bd0d2c4e6?page=2
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Source: samuraigoal
ダビド・ビジャ「日本人選手は戦術理解が世界に比べ劣っている。失敗を恐れシュートを打たない」