【議論】南野拓実はなぜ使われないのか?どう考えても今のリバプールには必要なのに…
2021年1月5日●男泣きの指揮官
タイプアップを知らせる長いホイッスルを聞いた指揮官は、身体を震わせながら膝からピッチに崩れ落ちた。「今なら(監督を)引退できるね」。サウサンプトンを率いるラルフ・ハーゼンヒュットル監督は笑いながら試合を振り返った。もちろんこれは冗談だが、プレミアリーグ王者から奪った勝利が持つ価値は、勝ち点3以上の重みがあった。
「これこそがまさに私たちがやるべき方法で、他に代替手段はない」と指揮官が語る。リバプール撃破のために特別なプランを用意したわけではなく、サウサンプトンらしい戦いで勝利を収めた。
先制点は得意のセットプレーから。アームバンドを巻くジェームズ・ウォード=プラウズがキッカーを務める。今季すでに直接FKを3本決めているウォード=プラウズは意表を突く形で浮き球のパスを送ると、ダニー・イングスがこれに反応。エースの技ありのループシュートで、2分にサウサンプトンが先制した。
サウサンプトンは4-2-2-2の布陣で攻守に上下動を繰り返す。逆サイドの選手が極端に絞る形で数的優位を作り、リバプールから自由を奪った。
後半に入るとサウサンプトンは自陣に牙城を築いた。ボール保持率は30%を切ったが、2トップも含めた11人全員が最後までディフェンスへの集中力を切らさず、4試合ぶりに奪った得点を守り切った。3試合得点がなく、4試合勝利から見放されていたが、リーグで4番目に少ない失点数をマークするサウサンプトンの粘り強さが勝った。
●停滞するリバプールの攻撃陣
リバプールは3戦連続で勝ち点3を得ることができなかった。トッテナムとの首位攻防戦を制し、クリスタル・パレス戦で7点を奪って大勝したまでは良かった。しかし、クリスマス明けのウェストブロム戦は試合終盤の同点ゴールで追いつかれ、年末のニューカッスル戦はゴールレスドロー。そしてサウサンプトン戦では13戦ぶりに土をつけられた。
悪質なタックルを受けて膝を負傷して以来、チアゴ・アルカンタラは初めて先発復帰を果たしている。中盤の底に入り、相手のブロックを長短のパスで懸命に動かそうとした。データサイト『Whoscored.com』の集計では17本のロングパスを成功させて揺さぶっている。チアゴは機転を利かせたプレーでリズムを生み出していたが、チームは得点を挙げられなかった。
チアゴのパスの受け手となったのは主に3トップと両サイドバックだったが、チームはアタッキングサードでのクオリティを欠いていた。3トップは3人合わせて9本のシュートを放ったが、枠内に飛んだのは75分のサディオ・マネのシュートのみ。チーム全体でも試合を通じて枠内シュートはこの1本のみに終わった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bcfaca5acabbd00acf1a27cc9974312bd3a6737
1/5(火) 12:10配信
アストン・ヴィラは10月に2-7という屈辱的な大敗を喫した因縁の相手。ただ、ここまでの過密日程とユルゲン・クロップ監督のカップ戦での起用法を考えれば、大幅なターンオーバーが敷かれる可能性が高い。
2021年は南野にとってどのような1年になるか。それを占う意味でも次戦は重要となるだろう。怪我から復帰したシャキリとオックスレイド=チェンバレン、そして加入からちょうど1年が経った南野にとっては生き残りをかけたサバイバルの試合となる。
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Source: サカラボ
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