中村憲剛引退セレモニー「泣かないほうがおかしい」/一問一答
2020年12月22日気丈に振る舞っていた中村だが、FW小林悠からのメッセージに目を潤ませ、小学6年生の長男龍剛くんからの手紙に涙。クラブOBのアルビレックス新潟FW鄭大世や東京ヴェルディFW大久保嘉人らも駆けつけ、大勢に見守られて感動のセレモニーとなった。
終了後の会見での一問一答は以下の通り。
-1万3000人のサポーターが来てくれた
中村 すごいことが起きたんだなと思っています。感情を揺さぶられて、心地よい疲労感というか。本当にうれしかったですね。
-今日の光景は
中村 一生忘れることがない光景がまたひとつ増えたと思います。試合とは全然違った雰囲気で。「あ、引退するんだ」って思いました。
-「泣かない」と言っていたが、泣いていた
中村 泣かないほうがおかしいですよ。感情を揺さぶられすぎて、わけわかんないです。みんなの思いがありがたすぎて。基本泣き虫だから、案の定泣きましたよ。
-胴上げされて場内を1周した
中村 勝っても負けても等々力を回るけど、いつもよりたくさん人がいて、テープが飛んできて、みこしに乗るし、祭りみたいだった。等々力じゃないみたいな感じがした。胴上げ14回×2セットは、体があぶなかったです。でも、14回×2セットも飛べる人間もなかなかいないと思うので、貴重な経験になりました。
-スピーチで少年少女へのメッセージを残した意味
中村 僕自身が小さかったり、足が遅かったり、劣等感を持ちながらやっていた選手だった。劣等感をポジティブなものに変えることで道が切り開けて、40歳までやれた。自分が歩んできた道そのものなので、誰でも自分さえ可能性にふたをしなければできるんだと、絶対に伝えたかった。それを受け入れてくれるすばらしいクラブが川崎にあると伝えたかった。
-岡山一成さんがスピーチで言っていた代表監督就任はいつになりそうか
中村 悪ノリがすごいな(笑い)。過程を経て、タイミングが合えばなりたいけど、本当に勝たなきゃいけない、評価されなきゃいけない仕事なのは、代表やクラブの歴代の監督を見て思う。「目指します」と軽々しく言えるポジションじゃないことは知っている。目指すのは自由なので、指導者として頑張れたら。
-家族からのメッセージを受けて
中村 息子の文章力の高さに引きましたね(笑い)。いつ考えていたんだろうと思いますけど、自分を見て育ってくれたんだと思うとうれしい。彼が息子であることを、父として誇りに思いたい。娘2人も妻もそう。4人がいなかったらここまで頑張れなかった。
-小林悠からのメッセージを受けて
中村 いつ泣くかな?と見ていたけど、あいつにしか話せない話をしてくれたので、僕も感極まってしまった。僕の方こそ感謝している。優勝させてくれたのは彼なので。最後に立派にスピーチできて、お兄さんの気分でした。立派になったな、この後も大丈夫だな、と思いました。
-27日の天皇杯へ向けて
中村 さすがに今日は感情が揺さぶられすぎたので、明日にはしっかりと切り替えて練習に臨みたいと思います。今日は切り替えられそうにありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a39765f19ec49d198f79745cfa6014c192c0fc15
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Source: samuraigoal
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