「南野拓実に必要なのは“時間”」 地元メディアがリバプールに「忍耐」を要求!ライバルらには移籍報道も
2020年12月5日10月27日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のミッティラン戦で低調なプレーに終わって以降は、出場機会は極めて限定的となり、プレミアリーグ初スタメンを飾った11月28日のブライトン戦では、慣れないインサイドハーフで苦しみ、やはりメディアからは酷評を受ける羽目となった。
しかし、一方で彼を擁護する声もあり、その多くは「時間」こそが南野に最も必要だと主張する。今年1月の加入以降、サブという立場であり、状況によってポジション、役割などが変わる中では、コンスタントに力を発揮するのは簡単ではなく、その能力を見極めるには、もっとプレーを積み重ねることが必要というわけだ。
リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は、「イアゴ・アスパスがリバプールと南野への“警告”となる」と題した記事で、プレミアリーグ王者へ“忍耐”を求めている。
ストライカーのアスパスは、2013年にリバプールに加入するも、公式戦15試合出場1得点に終わり、翌シーズンにはセビージャにレンタル移籍。しかし15年に正式移籍したセルタでブレイクし、スペイン代表に名を連ねるまでになった。同メディアは、リバプールが彼にもっと多くの機会を与えるべきだったと訴える。
また、ルイス・アルベルトも例として挙げ、13年に1シーズンだけ「レッズ」に在籍し、その後、マラガ、デポルティボを経て、現在はラツィオの背番号10として活躍するスペイン代表FWについては、当時まだ21歳であり、ブレンダン・ロジャース率いるチームで頭角を現わすのは難しかったと擁護している。
ディオゴ・ジョッタの加入直後からの活躍もあり、南野については「マイケル・エドワーズSDの数少ない失敗例」として獲得自体を誤りだったとする声もあるが、同メディアは「活躍するのに適切な環境に恵まれなかったのであり、彼らが悪い選手ということではなかった」というアスパスらと同等に、南野のことを見る必要があると訴えている。
とはいえ、FW陣にはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの「フロントスリー」に加え、前述のジョッタがレギュラー獲りに名乗りを上げている状況で、南野にまわってくるプレー機会は、決して多くはない。
そんな中、12月9日に行なわれるミッティランとのCLリターンマッチは、貴重なアピール&名誉挽回の場となるだろう。リバプールの専門メディア『ROUSING THE KOP』も、「ミッティラン戦で稀少なスタメン獲りに必死になる5選手」として、ネコ・ウィリアムズ、アドリアン、コスタス・ツィミカス、ディボック・オリギとともに、南野の名を挙げている。
この記事の中で、彼については「今季、南野は驚くべきことに、あまり取り上げられていない。彼は優秀な選手だが、ジョッタが素早く、鮮やかにプレー機会を手に入れてしまった。しかし、ミッティラン戦ではレギュラー陣が休養を望んでいるため、南野が能力を示すことができる」と綴られた。
厳しい環境の中で、少しでも良いポジションを得るため、今後のチャンスを絶対に無駄にはできない南野。そんな折、「リバプールが冬の移籍市場でオリギ、ジェルダン・シャキリを売却するため、他クラブからのオファーを受け付ける」と『ESPN』が報じたが、これも彼にとっては、浮上に向けての追い風となるだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10f9179839ea82330beb4ce5a04aa4c7b7d8140a
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Source: samuraigoal
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