南野は蚊帳の外? リバプール新加入FWの“世代交代”に英注目「フィルミーノは道を譲れ」
2020年11月2日リバプールは現地時間10月31日、プレミアリーグ第7節でウェストハムと対戦し、1-2で逆転勝利を収めた。途中出場のポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが値千金の決勝弾を奪ったなか、英メディアは「ジョッタはリバプールのスタメンに値するのか?」と見出しを打ち、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとの“世代交代”に注目している。
昨季30年ぶりのリーグ優勝を達成したリバプールだったが、17日に行われた第5節エバートン戦(2-2)では、守備の要として不動の地位を築くオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが右膝前十字靱帯損傷の重傷を負うアクシデントもあり、シーズン序盤にして暗雲が立ち込めている。
そんななか、チームを救う際立った活躍を披露しているのが、今季ウルヴァーハンプトンから加入した23歳のジョッタだ。リーグ第3節アーセナル戦(3-1)では後半35分に途中出場してデビューを飾ると、同43分に移籍後初ゴールを記録。さらに、今月24日の第6節シェフィールド・ユナイテッド戦(2-1)、27日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節ミッティラン戦(2-0)でも2戦連続ゴールを決めていた。
ウェストハム戦ではベンチスタートとなったが、1-1で迎えた後半25分にフィルミーノに代わって途中出場。同32分にこぼれ球を押し込んでネットを揺らすも、直前のセネガル代表FWサディオ・マネのプレーがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、ファウルと見なされゴールは取り消しとなる。
それでも後半40分、スイス代表MFジェルダン・シャキリのスルーパスに抜け出したジョッタが相手GKとの1対1を制し、正真正銘のゴールを決める。これが決勝弾となり、ジョッタにとっては公式戦3試合連続ゴールとなった。移籍加入直後からチームを救う重要なゴールを奪っているジョッタの評価は日に日に高まっている。
強力3トップの解体、あるいは4-2-3-1システムへの移行も視野か
そんななか、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「ジョッタはリバプールのスタメンに値するのか?」と見出しを打ち、「フィルミーノは道を譲るべき」と、長年にわたりエジプト代表FWモハメド・サラー、フィルミーノ、マネで構成されてきた強力3トップ、通称“ファブ3”を今こそ解体するべきと主張している。
記事では、「シーズン当初には考えもしなかったが、フィルミーノはスランプに陥っており、サラーが中央エリアでプレーさせるオプションもあることから、ブラジル人FWをローテーション要員に組み込む選択肢も除外するわけにはいかない」と指摘。最前線にサラー、右にマネを回し、左にジョッタを起用する3トップの可能性に言及した。
また、「“ファブ4”を形成し、中盤の役割をフィルミーノかジョッタに任せる方法もある」とし、4-2-3-1システムに切り替え、トップ下にフィルミーノ、もしくはジョッタを配置する攻撃的なフォーメーションも考慮できると説明している。記事内では、日本代表MF南野拓実の名は一度も出てこず。これまで29歳のフィルミーノの後任に南野の名が挙げられてきたが、論点は「フィルミーノか、ジョッタか?」へと推移しているようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/84a1b3f35f41bc81663ebe963038c83506855255
11/2(月) 6:50配信
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Source: samuraigoal
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