【サッカー】DAZNのCL放映権放棄は大迷惑。四半世紀前に戻った日本のサッカー視聴環境
2020年10月30日- 1 名前:梵天丸 ★:2020/10/30(金) 08:00:34.73 ID:CAP_USER9.net
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2020年10月28日 9時17分
チャンピオンズリーグ(CL)は、2018-19シーズンからDAZNが日本での放映権を保持していた。それまでスカパーが持っていたものを奪取した格好だった。「CLの放映権を獲得しました!」と、DAZNはその時、はしゃぐように宣伝した。
(中略)
だが今回は、これまでとは比較にならないほど迷惑な話に発展している。DAZNは次なる通信事業体に放映権を奪われたわけではない。単純に放棄した格好だ。日本で視聴できるのはUEFAの公式動画無料配信サービス=UEFA.tvのみ。視聴は毎節16試合中4試合(各日2試合)に限られる。しかもUEFA側が独自にセレクトした4試合だ。こちらの希望は通らない。無料サービスなので当然といえば当然だが、視聴環境は過去最低レベルを示している。
WOWOWの前にCLの放映権を持っていたのはスポーツアイESPNで、生中継はなかったと記憶するが、トータルな視聴環境では、UEFA.tvで2試合しか見られない現在より、上々だった。いまは、四半世紀以上前に逆戻りした状態にある。
事件と言わずして何と言おう。サッカー協会に文句を言っても、埒が明かないまさに解決不能な話であることも、問題を大きくしている。
サッカー界におけるCLのステイタスは、W杯の次に位置するビッグイベントだ。4年に1度のW杯に対して、日常的に開催されているW杯と言う位置づけになる。出場選手のレベルはW杯と遜色ない。国対国で争われるW杯に出場した選手を、街対街の対抗戦に振り分け直した戦いになる。サッカーそのものの質では、W杯を凌ぐレベルにある。
いま現在、世界のトップはどのレベルにあるのか。どんなサッカーをしているのか。4年に1度のW杯でベスト8入りを狙おうとしている日本にとっては、CLは文字通り必見のイベントになる。
CLの放映権を持っている通信事業体は、そうした認識と自覚及び責任感を備えていなくてはならない。キチンと大真面目に伝えるべく、社会的責務を授かったことになる。そうした背景を知れば、身震いはしても「獲ったぞー!」と、はしゃぎたくなる気持ちは抑えられるはずだ。自分たちの都合だけで考えるなと言いたくなる。放映権を失った場合は、その経緯や事情を詳らかにすることが、この世界に生きるものにとっての礼儀ではないのか。
DAZNは今回、そうした責務を怠った。最後の最後まで、何も発しなかった。「獲ったぞー!」とはしゃぎ人を惹きつけておきながら、放映権を失うと沈黙。契約者への報告義務を怠った。UEFA.tvという特殊な媒体からしか視聴できなくなったにもかかわらず。これでは契約者のみならず、一般的のファンからも信頼を失う。DAZNこそCLの偉大さが分かっていない張本人になる。
CLが満足に視聴できない日が訪れようとは、驚きである。
いつかもこの欄で述べたが、日本はCLの視聴者の数が少ない国だ。CLへの関心は他国に比べ、けっして高くない。たとえばアジアでは、東南アジアや中国に大きく劣っている。日本におけるDAZNの加入者は100万に届いていない。その中でサッカーファンは何割いるのか。3割いたとしても30万弱。CLの視聴者に限るとその数はさらに減る。DAZNは確かに最新式の視聴方法かもしれないが、世の中的には圧倒的にマイナーだ。 CLは、知る人ぞ知るコンテンツに過ぎなかったのだ。W杯に次ぐビッグイベントであるにもかかわらず。これではファンの目は肥えない。サッカーのレベルは上がらない。より多くの人に見てもらうための方策について、考えるべき時を迎えていると思っていたら、今季の視聴環境がよりいっそう悪化することになった。この状態はあくまでも一時的であって欲しい。そうでないと日本のサッカーのレベルは停滞あるいは後退する。CLを満足に視聴できない国が、W杯でベスト8に進む可能性は限りなくゼロに近いのだ
全文はソースで
https://news.livedoor.com/article/detail/19128966/
引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1604012434
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Source: フットボール速報
【サッカー】DAZNのCL放映権放棄は大迷惑。四半世紀前に戻った日本のサッカー視聴環境