「カズが記録を伸ばしても意味がない」by セルジオ越後
2020年10月3日セルジオ越後の言いたい放題。
先週53歳6ヶ月28日でJ1リーグ戦最年長出場記録を達成したキングカズこと三浦知良選手に、我らがセルジオが愛の喝!
長年の親交を持つセルジオが今、カズに伝えたいこととは・・・
セルジオ越後コメント
カズはプロ選手の一人として、すごくプロフェッショナルで体を充分にケアしてやってきました。何の為かというと、試合に出て活躍する為、フォワードとして得点する為、ですよね。これが彼がデビューしてからずっとやってきたことだと思います。
それがここに来て、「最年長記録」というのがニュースのメインに出だしたというのは、一選手として、一フォワードとして、すごく失礼なニュースだと思います。その(記録の)為にとなったら、プロとしてカズのイメージがガタ落ちになりますよ。
東日本大震災の時にも、カズが得点してカズダンスを踊って、ニュースになる。そこがカズの美しさだと思います。どうしても53歳になったら、年齢的に走る距離とかパワーとかは衰えてきます。もう公式試合では3年くらい得点していないですよね。
そこがのしかかってくる年齢の厳しさだと思います。
どの年齢だとしても、競争に勝てなければ試合には出られないです。チームは試合に勝たなければならないし、カズの記録の為にチームがある訳ではないですよ。
だから、まず今の若返った横浜FCの中でポジションを争って、カズが勝てるのか、という難しさが今明らかになってきているということだと思います。
クラブが契約してくれる限りはそこにいてもいいんですけど、ただ、どういう活躍でカズを取り上げてくれるのかというのは、、、「最年長記録」でニュースになるというのは、それでいいんですかね?
僕は今75歳でどこかのチームと契約して3分試合に出ようかな、記録だけだったら。でもそれは意味ないですよね。誰も破れない記録を伸ばしてもしょうがないですよ。
“カズ”だからこそ伝えたいこと
世界の偉大な選手達も、高いレベルにいて早く引退していくということは、活躍できなくなり得点数字が出せなくなって引退していきます。彼らは現役生活を伸ばそうとしたらいくらでも伸ばせたけれど、許せないんですよね。
世界のハイレベルの選手達は。最年長記録の為に選手をやっていないですから。
Jリーグのレベルは舐められてしまっているのではないでしょうか、世界でも。海外の選手達から、日本に行ったら結構長く現役ができるレベルなんだと思われたら困ります。
ぜひカズには、今まで日本のサッカー界を引っ張ってきた選手だから、最後にそういうイメージで終わって欲しくないです。
「得点」より大きなものはないんですよ、フォワードにはね。「最年長記録」を作っても、3年間得点しなかったらプロとして何の意味もないと思います。
“カズ”というのは、点をとって、カズダンスを踊って、みんなを喜ばせる。それが彼のトレードマークだと思います。
0/3(土) 18:06配信 テレビ東京スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/dce03e984f07ad4fb92eb110fed8c1fd5d4e7a79
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Source: SAMURAI Footballers
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