日本人選手は欧州5大リーグで活躍を!「レギュラークラスが20人以上になったとき、W杯優勝が可能」
2020年9月25日遠藤渓太(横浜M→ウニオン・ベルリン)、室屋成(FC東京→ハノーファー)、橋本拳人(FC東京→ロストフ)、鈴木武蔵(札幌→ベールスホット)など、Jリーグからすでに数人が海を渡っているが、より多くの選手が欧州へ戦いの舞台を移すと考えられる。
Jリーグは運営組織がしっかりしていて、平均的な競技レベルも他のアジア諸国の国内リーグと比べれば間違いなく高い。だが、サッカーの趨勢が欧州にあるのは誰にも否定できない事実で、日頃からトップレベルに身を置くことはとても重要だ。
最高峰で必要なスキルやメンタルは、実際に戦っているほうが早く身につく。
「欧州5大リーグ(イングランド、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス)でコンスタントに試合に出場する日本人選手が20人以上になったときに、日本代表のW杯でのベスト4や優勝がみえてくる」
これは2000年代に川淵三郎氏(現日本サッカー協会相談役)を取材した際に聞いた言葉である。当時は日本代表の数人が海外でプレーする状況だったが、長友佑都がインテルで主力となり、
本田圭佑がACミランで10番を背負った時代などを経て、19年2月3日のカタール戦(アジア杯決勝)では、ついに日本サッカー史上初となる先発全員が海外でプレーする選手となった。
来月に行われる欧州遠征(10月9日対カメルーン、同13日対コートジボワール)は、コロナウイルスの影響もあり、欧州でプレーする選手たちで戦うことが濃厚だ。単純に人数だけを考えれば、十分にチームを作ることができる。
ただ、いまは川淵氏が語ったような状況には至っていない。確かに多くの選手が欧州でプレーしているが、5大リーグでコンスタントに活躍している選手は少ない。残念ながら、チャンピオンズリーグの決勝に出場した日本人選手もいない。
11-12シーズンの決勝でバイエルンの宇佐美貴史がベンチに入ったが、ピッチに立つことはなかった。
三笘薫、旗手怜央(ともに川崎)、荒木遼太郎(鹿島)など、今シーズンのJリーグでは多くのルーキーが積極的に起用され、それぞれ質の高いプレーをみせている。なかには、もう間もなく日本を離れる選手もいるだろう。
いつもはマーケットが閉まる8月31日まで移籍動向が気になって仕方ないが、今シーズンは10月5日がその日となる。
一足早く旅立った橋本や鈴木はすでに移籍後初ゴールを奪い、存在感を示している。続く選手たちが、どんな活躍をみせてくれるのか。まずは、10月5日までの動向を注視したい。(飯塚健司/フリーランスライター)
9/22(火) 15:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3ccb1d30393e4c849a25b2df7534f24b9cb7292
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Source: samuraigoal
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