「感染症リスク」指摘でロアッソ熊本が謝罪。子供らが泥まみれで復旧作業

「感染症リスク」指摘でロアッソ熊本が謝罪。子供らが泥まみれで復旧作業

2020年7月9日 オフ 投稿者: miya7yets
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1: 2020/07/09(木) 14:06:04.92
2020年07月07日19時25分

熊本県内の豪雨被害で、子供たちに泥まみれで復旧作業をさせたサッカーのジュニアチームに対し、医療関係者からツイッター上などで感染症リスクの指摘が相次ぎ、チームは、公式サイト上で非を認めて謝罪した。

この作業を写真付きでツイッターなどで紹介した朝日・毎日両新聞にも、批判が相次いでおり、朝日は、「配慮を欠いて不適切」だとして謝罪し、毎日は、「ご意見を報道に生かしたい」などとした。

子供たちは半袖・短パンで、両手・両足の素肌が露出

「これは長いぞ!」「ゴミだらけだな」。流木らしきものを泥の中から拾い上げたり、バケツで泥水をかき出したり。子供たちは、こんな会話を交わしていそうなほど、張り切って作業をしている。

マスクをして、手袋もはめているものの、半袖・短パンのユニフォーム姿で、両手、両足の素肌が露出して…。

これは、朝日新聞の映像報道部と毎日新聞の写真部のツイッターが、2020年7月5日にそれぞれ投稿した写真から分かる作業の様子だ。

地元のJ3サッカークラブ「ロアッソ熊本」のジュニアユース人吉ではこの日、豪雨で浸水被害のあったところの復旧作業をボランティアで行った。

投稿写真はそのときのものだが、この作業を知った医療関係者らから、作業をさせたチームや説明なしに写真投稿した新聞社に対し、疑問や批判が相次いだ。

ブログも書いているある医師は、「そんな格好で行うべきではありません。子ども達を危険に晒しています」とツイッターで作業を批判した。それを紹介した新聞社に対しても、「昨年の豪雨災害の後にさんざん言われていたことが全く活かされてない写真です」と苦言を呈した。

また、あるクリニックの医師は、「子供は知識なく純粋な気持ちで手助けしようとしてくれてるけど、危険です!」と呼びかけた。

医師らから、破傷風などの感染症を心配する声相次ぐ

ほかにも、「サッカーのユニフォームはこういうときに使うものじゃないはず」「写真を見て、服装を真似して作業する方も出てくるかも」といった声が相次いでおり、朝日や毎日のツイートは、炎上状態になっている。

子供たちに危険というのは、破傷風などの感染症を心配してのことだ。

長野県・佐久医師会と佐久市の公式ツイッター「教えてドクター佐久」は7月5日、今回のことを受けてか、「『水害後に子どもも皆で泥の後片付け』について、昨年に引き続き注意喚起をしたい」と投稿した。

このツイッター執筆者の1人で小児科医の坂本昌彦さんは、新聞への寄稿記事などで、水害後は多くの有害物質が散乱しており、木材、破片などケガの原因になるものが含まれていると指摘する。傷口から破傷風などの感染症になる危険があり、米国小児科学会は「子供は水害の後片付けをするべきではない」と声明を出しているとして、注意を呼びかけている。

医師らからの意見を受けて、ロアッソ熊本は5日、公式サイトのジュニアチーム活動報告の中で、次のようなお詫び文を載せた。

「選手の安全を預かる立場として、作業にあたり服装や準備物など指導が行き届かず、ご指摘のお声を頂戴しております。ご心配をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。またファン、サポーター、スポンサーの皆様にもご心配をお掛けしお詫び申し上げます。今後の復旧復興活動の際には十分に留意し取り組みます」
「ケガや発熱など体調を悪くした子供の報告は受けていない」

ロアッソ熊本を運営するアスリートクラブ熊本の担当者にJ-CASTニュースが7月7日に聞いたところによると、後片付けの活動は、前日の豪雨からの被害が判明した5日午前中に、選手や監督、コーチ、保護者ら約30人が3~4時間かけて行った。ケガや発熱など体調を悪くした子供の報告は受けていないという。

ジュニアチームは、20年春に立ち上がったばかりで、新型コロナウイルス感染拡大の影響でトレーニングができず、5月末から練習を始めていた。2年前の豪雨では、プロ選手らが後片付けの活動に加わったが、そのときは災害から数日が経っていたため、長袖・長ズボンで対応できたとしている。

以下略 ソースで

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

https://www.j-cast.com/2020/07/07389680.html
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Source: samuraigoal
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