志村けんさんとFC東京の一期一会。 「変なおじさん」味スタ降臨秘話。
2020年4月19日「東京都東村山市出身の志村けんさんが2020年3月29日(日)にご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。志村けんさんには、2014年3月8日のホーム開幕戦ゲストとして味の素スタジアムにご来場いただき、スタジアムを盛り上げていただきました」
キャラクターの「変なおじさん」姿で登場したイベントの写真も添えて。森重真人に花束を贈呈した写真では、アイ~ンと一発。森重も後ろの審判団も笑っている。
「だっふんだ!」の決めゼリフに、みんなが転ぶ。
筆者もこの日、味スタにいた。
ドリフターズはど真ん中の世代。いやいや、世代は関係ないのかもしれない。登場しただけで「おーっ!」と、瞬間的、自然発生的にドッと笑いと拍手がスタジアムを包むのだから。
もう一度、あのイベントを詳しく振り返ってみたい。
大型ビジョンに「SPORT(スポルト)」のジョン・カビラさんの名調子で「ジャパーン、ケン、シムーラ、ヒガシムラヤマ」と紹介され、アナウンサーの本田朋子さんがまず登場。前振りをしている段階で、変なおじさんが背後から抱き着いて「キャーッ!」との悲鳴がとどろく。
そこを警備員姿のダチョウ倶楽部・肥後克広さん、お笑いタレントのゆってぃさんに制止され、「♪変なおーじさん」と体をクネクネしながら踊り出す。
その瞬間、一段と大きな笑いが起こる。そして手拍子の大合唱だ。「だっふんだ!」の決めゼリフに、みんなが転んでハッピーエンド。「FC東京、頑張ってくださ~い」とエールを送って、足早に消えていった。
久留米高校サッカー部と知ってはいたが……。
その後、ゴール裏から「志村、トーキョー」のチャントが起こった──。
このイベントがどんなふうに進められ、実現していったのか。当時、志村さんが何かのイベントに出演するというケースはほとんどなかったため、まさかの味スタ来訪は関係者の間で「奇跡」とも言われた。
企画に携わったFC東京の小林伸樹総合企画部長(当時は運営部長)にリモートでのインタビューをお願いした。
>>2に続く
2020/04/19(日) 11:50
Number
https://number.bunshun.jp/articles/-/843226?page=1
続きを読む
Source: samuraigoal
志村けんさんとFC東京の一期一会。 「変なおじさん」味スタ降臨秘話。