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「日本は危機感が少し薄い!」by 香川真司
2020年3月28日
サラゴサのMF香川真司は27日、自身のブログ(https://lineblog.me/kagawa/)を更新。新型コロナウイルスについて私見を述べた。
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスだが、現在は欧米での感染者・死者数が急増。香川が住むスペインでも外出禁止令が出て、2週間が経過している。香川はブログ内で「今はチームの練習もなく、自宅で過ごす日々。ピッチの上でボールは蹴れませんが、練習場が自分の家になっただけで、それ以外はいたって普通のリズムで生活しています」と近況を報告している。
試合が再開されるときを心待ちに「これまでよりもいい状態になっているはず。その時に身体がどう反応するかも楽しみです」と語りながらも、その再開の目途が立たないことに「どこに目標を持っていけばいいのか?もちろんストレスがたまる部分もありますが、こういう時に人間力、精神力が試されるのかとも思います」と胸中を明かした。
また、東京オリンピック延期にも言及。「このタイミングで延期が決まるというのはアスリートにとって、本当に大変なことだと思います」と選手たちの気持ちを汲みつつ、「ただ、もう決まったことですし、今の状況を考えれば仕方がない部分もある」と諭す。「これをどれだけ前向きに捉えて取り組めるか。そういう選手がまた上まで上がっていくでしょうし、あと1年強化できるとプラスに考えてやっていくしかないと思います」と述べた。
来年に延期された五輪に向けて「大会後、あの1年があったからメダルを取ることができた、と振り返られるアスリートがひとりでも多く出てくれば、それは最高のストーリーになる。ぜひ、このピンチをチャンスに変えて、前向きな思考で進んでほしいですね」とエールを送った。
欧州では未曾有の事態を乗り切るため、全体が一致団結していると実感を語る香川。しかしそれでも増え続ける感染者に「だからこそ、楽観視せずに日々の予防や危機感を持ち生活して行く必要があると思う」と改めて予防を心掛けることを誓った。
その上で日本の現状に少しだけ苦言も。「日本の皆さんも日々大変なことかと思います」と語りながら「でも他人事だと思わないでほしい。東京の映像を見ても、危機感が少し薄いように思えます」と指摘。「個人個人が出来ること。それを考え、行動に移すべきだと思います。苦しい時ですが、みんなで乗り越えていきましょう」と訴えた。
また自身のツイッター(S_Kagawa0317)では、改めてブログで発信した理由も語っている。「3週間前にスペインがこんな被害にあうとは誰もが思っていなかった。なぜなら、中国での出来事だから関係のない話だと思っていた」と当時を振り返る。
しかしその後、短期間で状況が一変。それを間近で感じた香川は「ただ、その時と今は全く違う話になった。個人の意識で予防する事で変われる事もある。感染者が少ないうちに出来る行動を、ぜひ考えてほしい」と静かに強調している。
3/27(金) 23:54ゲキサカ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-43479247-gekisaka-socc
東京の映像だけで判断するなよ
それよりスペインの心配とけよ
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Source: SAMURAI Footballers
「日本は危機感が少し薄い!」by 香川真司