香川?岡崎? 過去10年におけるアジア最高選手は?
2019年12月31日多くのアジア出身選手が欧州への移籍を実現し、2010年から19年までの10年間で数々の金字塔を打ち立ててきた。そのなかでもAFCがフォーカスしたのは「世界クラスのプレーヤーとしての地位を確立した」6人だ。
まず、AFCは2010年代のアジアスターを語るうえで欠かせない人物として、パク・チソンを指名。名将アレックス・ファーガソンをはじめ、当時のチームメイトであったリオ・ファーディナンドがその実力を証明するように、プレミアリーグにおけるアジア出身選手躍進の先駆けとなった。
2010年が始まるまでにマンチェスター・ユナイテッドで、すでに3度のプレミアリーグ制覇を経験していた韓国代表MFだが、2010-11シーズンにも同クラブのプレミアリーグ優勝に貢献。2010年代にヨーロッパの主要タイトルを獲得した最初のアジア選手としてその名を刻んでいる。
次に名前があがったのは日本代表のMF香川真司だ。2010年に海を渡り、ドイツ1部のボルシア・ドルトムントに加入すると、驚異のスピードでチームにフィット。リーグ戦で8ゴールを挙げ、ドルトムントの9シーズンぶりの優勝に貢献した。
翌シーズンには13ゴールをマークし、連覇の立役者に。ドイツ紙『キッカー』が選定する年間ベストイレブンに2シーズン連続で名を連ねた。その後、2012-13シーズンに加入したマンチェスター・Uでは、プレミアリーグで優勝した最初の日本人選手となった。
その香川と長く日本代表をけん引してきたFW岡崎慎司もAFCが選ぶ過去10年の第一人者に選出された。清水エスパルスからドイツへ渡り、シュツットガルトやマインツで実績を積み、2015年にプレミアリーグのレスター・シティへ移籍すると、2015-16シーズンに奇跡の優勝を経験。
献身的なプレーでチームを支え、ファンの人気も鷲掴みにした。クラブ創設132年にして初のプレミアリーグ優勝を果たしたレスターで、歴史的快挙を果たしたメンバーの一員でもあり、日本人選手では2人目のプレミアリーグ優勝経験者となった。
12/31(火) 15:06配信GOAL
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191231-00010022-goal-socc
AFCはイラン代表のストライカー、FWサルダル・アズムンもアジア選手で成功した第一人者に選出した。まだ24歳ながら、ロシアのルビン・カザン、ロストフ、ゼニト・サンクトペテルブルクで60以上のゴールを達成した点が評価された。
2018-19シーズンにはロシア・プレミアリーグ優勝を経験。今冬のアジアカップでもゴールを量産した。一方で日本との準決勝では柴崎岳を引っ叩く蛮行に走るなど、その立ち振る舞いに批判を集めることもあった。
2010年の時点で30歳を超えていたティム・ケーヒルも、この10年間で熟練のストライカーぶりをいかんなく発揮した。AFCはケーヒルを「オーストラリアで最も有名なサッカー選手」と評価。エヴァートンでの輝かしい功績もさることながら、その後のアメリカ、中国移籍でも相変わらずゴールを量産。オーストラリア代表としてはワールドカップに4大会連続で出場を果たしている。
2014年ブラジル大会のグループリーグ・オランダ戦で決めたダイレクトボレーはいまもなお、多くのサッカーファンの心に残るベストゴールだろう。また、ケーヒルは日本にとっても縁深い選手であった。2006年ドイツ大会では、終盤に2ゴールを奪われただけでなく、W杯予選やアジアカップでも長らく日本を苦しめた存在であった。
ソン・フンミンは現代サッカーにおけるアジア最高の選手との呼び名も高い。現在27歳の韓国代表FWは、ハンブルガーSVとレヴァークーゼンで3年連続ブンデスリーガ二桁得点を記録。2015年には当時のアジア人歴代最高額となる移籍金3,000万ユーロ(約41億円/当時のレート)でトッテナムへ移籍。主力選手としてゴールを量産し、昨季はクラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献した。
惜しくもCL優勝は逃したものの、いまやトッテナム、そしてアジアを代表するプレーヤーに成長。2019年のバロンドールにはアジア出身選手として唯一ノミネート。アジア出身選手がノミネートされるのは、2007年にイラン代表FWユニス・マフムードが以来、12年ぶりであった。
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Source: SAMURAI Footballers
香川?岡崎? 過去10年におけるアジア最高選手は?