日本代表は勝ちに行っていたのか?韓国には最強メンバーでないと勝てない、真剣勝負なのかも曖昧に…
2019年12月19日森保一監督のチームマネージメント不足も浮き彫りとなるなど、募ったのは不安ばかり。日本代表には本当に「勝つ気」があったのだろうか。
●韓国にスコア以上の完敗
序盤からの圧倒的なハイプレスと球際の強さに出足を封じられた日本代表。矢継ぎ早にカウンターを仕掛けられ、自陣の低い位置に下げさせられ、何とかクリアしてもまた2~3本目のつなぎで奪われる……。そんな悪循環が試合開始から続いた18日のEAFF E-1サッカー選手権2019・日韓戦。日本が失点を食らうのは自明の理だった。
案の定、前半27分のファン・インボムの決勝点が致命傷になった。この場面も右サイドであっさりとボールを失い、キム・ジンスのタテへの突破を井手口陽介と畠中槙之輔が2人がかりで何とか止めたものの、中央でフリーになっていたファン・インボムが巧みな突破から左足を一閃。田中碧も体を寄せに行ったが間に合わなかった。
「自分たちがボールを運ぶ段階でのミスから始まって、人数は足りてるけどフリーの選手が何人か生まれていた。決して崩されてるわけじゃないのに、自分たちのミスからピンチを作ってしまっている。そういう場面は失点シーンだけじゃなくて沢山あった」と背番号17をつける若きボランチは反省しきりだったが、まさにこの流れのまま日本は前半を終えることになった。
後半から森保一監督は相馬勇紀や大島僚太、仲川輝人を次々と投入して巻き返しを図ったが、両国の強度と個人能力の差は埋めがたかった。結果的には0-1の敗戦だが、内容的にはスコア以上の差を感じさせた。日本の方が中国、香港との過去2戦をいい形で勝利し、試合間隔も1日長いというアドバンテージがあったのに、それを生かすどころかパウロ・ソウザ監督の用意周到な日本対策に完全に屈する形になってしまったのだ。
相手は「日本を絶対に倒す」という気迫に満ち溢れていた。この一戦に負けたら解任もあり得た指揮官も必死さが違っていた。だからこそ、序盤の15分間で一気に畳みかけ、日本に威圧感を与えて、3バックの弱点であるサイドのスペースを徹底的に狙い撃ちにした。
その策が奏功し、CKだけでも日本の3倍は奪って、その中からキム・ミンジェがクロスバーと右ポストに当てた2本の決定機を作った。これらのビッグチャンスが入っていたら、試合は1-4の惨敗を喫した2年前のようにもっと大差をつけられていた可能性も否定できないだろう。
12/19(木) 10:56 フットボールチャンネル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191219-00010004-footballc-socc
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Source: samuraigoal
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