久保起用の“新プラン”を地元記者が提言「サイドで使うのは疑問」「グリーズマンのように…」
2019年9月27日マジョルカは現地時間25日、DAZNが放送するリーガ・エスパニョーラ第6節でアトレチコ・マドリードと対戦し、0-2と敗れた。日本代表MF久保建英はスペイン上陸後初となる先発出場を果たし、後半開始早々にポスト直撃のシュートでゴールを脅かしたが、現地取材に訪れたスペイン人記者は「サイドで使うのには疑問が残る」と語り、「フェリックスのようなシャドーの使い方がフィットするのでは」と新たなオプションを提示している。
本拠地イベロスター・エスタディに強豪アトレチコを迎えた一戦は、前半26分にセットプレーから相手FWジエゴ・コスタにヘディング弾を叩き込まれ、先手を奪われてしまう。前半30分に与えたPKはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で取り消されたことで難を逃れたが、防戦一方の展開を強いられた。
それでも0-1で迎えた後半2分、久保が脅威を与える。MFダニ・ロドリゲスとのワンツーに抜け出した久保がペナルティーエリア右に侵入すると、そのまま右足を振り抜いた。鋭いシュートは相手DFステファン・サビッチに接触し軌道が変わると、右ポストに直撃。そのボールが相手GKヤン・オブラクに当たり、再び右ポストに当たった。あと一歩のところでクリアされてしまい、惜しくも初ゴールはお預けなった。
後半19分、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに追加点を奪われ敗れたマジョルカだが、日本の若きアタッカーは優勝候補の強豪を焦せらせる一撃を披露するなどインパクトを残した。
試合後にスペイン放送局「TVE」のロサレス記者に直撃し、久保について尋ねると、「今日のマジョルカの選手で一番良かったことは間違いない」と明言しつつも、「サイドで使うのには疑問が残る」と持論を展開している。
「久保はゴール前でより輝きを放つタイプだ。サイドでは離れすぎている」
「サイドプレーヤーというのは、テクニックよりもスピードや強度が求められる。守備力も問われるね。久保がそこのスペシャリストになれるかと言われると、スタイルが違うと思う。それこそ、アトレチコのフェリックスと同じようにシャドーの使い方がフィットするのではないだろうか。トップクラスで言えば、グリーズマンだね。久保はゴール前でより輝きを放つタイプだ。サイドでは離れすぎている」
ロサレス記者は、この日ゴールを決めたフェリックスや、バルセロナのフランス代表FWアントニオ・グリーズマンのようなゴールに近いシャドーの位置でフレキシブルに動くポジショニングが適しているのではないかと指摘した。
フィジカル面では欧州の選手たちに弾き飛ばされる場面も多く、やや分が悪い印象もあるだけに、サイドよりもゴール前の創造性に特化したポジションの方がポテンシャルを発揮しやすいのかもしれない。
9/27(金) 6:45配信 フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190927-00220021-soccermzw-socc
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Source: samuraigoal
久保起用の“新プラン”を地元記者が提言「サイドで使うのは疑問」「グリーズマンのように…」