
サガン鳥栖、監督らが避難所で炊き出し 大雨被害の佐賀
2019年9月4日 記録的な大雨で大規模な冠水被害を受けた佐賀県では、1日もボランティアが駆けつけ、雨の降る中、被災地で後片付けなどを手伝った。県によると、5市町のボランティアセンターで受け付けたのは計1044人。流出した油の被害も出た大町町では、油が多く残る場所でのボランティアの活動も始まった。
大きな被害を受けた大町町。サッカーJ1・サガン鳥栖の金明輝監督と運営会社の社員ら約20人が避難所となっている町公民館を訪れ、炊き出しのカレーや豚汁などをふるまった。着替えになるようにとサガン鳥栖の限定ユニホーム約400着も提供した。
サガン鳥栖のホーム、駅前不動産スタジアム(同県鳥栖市)で食事を提供するレストランと協力し、カレーと豚汁、おにぎり計600食分を用意。金監督は「少しでも楽しんでもらい、明日への活力になることを願っています。スタジアムで会えるのを楽しみにしています」と話した。
ホーム戦に通っているという同町福母の川野喬(たかし)さん(76)は「災害ボランティアの方にも伝えたいが、つらいときの優しさは本当にありがたい。災害はどうしようもないと諦めていたが、がんばろうという思いも出てきた」と話した。(平塚学、松岡大将)
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Source: samuraigoal
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