久保建英をU-20W杯代表に選ばず今“飛び級”させることに意味があるのか?
2019年5月8日久保建英をU-20W杯代表に選ばず今“飛び級”させることに意味があるのか?
今月下旬からポーランドで開催されるFIFA・U-20ワールドカップに臨む、U-20日本代表メンバー21人が7日、日本サッカー協会(JFA)から発表された。
キャプテン候補のMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)、2大会連続出場のFW田川亨介(FC東京)らが順当に名前を連ねた一方で、アジア最終予選を兼ねた昨秋のAFC・U-19アジア選手権でチームの中心を担った17歳のMF久保建英(FC東京)は、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)やGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)とともに故障以外の理由で選外となった。
都内で行われたメンバー発表記者会見には、U-20日本代表を率いる影山雅永監督(51)に加えてJFAの関塚隆技術委員長(58)が同席。所信表明を終えた後の最初の質問で、久保を含めた3人を招集しなかった理由が問われた。
「今日は世界大会に臨むメンバー21人の発表なので、ぜひ影山監督のもとで戦う選手たちにフォーカスをあてていただきたいと思っています」
こんな断りを入れた関塚委員長は、来夏に迫った東京五輪世代となるU-22日本代表、6月にキリンチャレンジカップおよびコパ・アメリカ(南米選手権)を控えるフル代表を含めた全カテゴリーのなかで、総合的にくだされた判断だったことを示唆した。
「我々が考えていく道は、選手がサムライブルーに到達するために適したカテゴリーを見定めて、すべてのカテゴリーの監督がひとつの目標へ向かって進んでいくこと。選手をしっかりと育てていく点を、技術委員会を含めてJFAが共通の理解をもって、ひとつになって考えていきたい」
サムライブルーとは、森保一監督(50)に率いられるフル代表となる。関塚委員長は明言こそしなかったものの、3人は来月上旬のトゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表をさらに飛び越えて、コパ・アメリカを軸としたフル代表に抜擢されることがほぼ確定的となった。
能力あふれる若手は年代別のカテゴリーにとらわれることなく、いわゆる「飛び級」で上の世代を経験させ、さらなる成長を促す刺激を注入するべきだと思っている。特に今シーズンのFC東京で出色のパフォーマンスを演じ、首位を快走する原動力となっている久保は、フル代表でプレーさせても遜色ないレベルに達していると言っていい。
しかし、なぜ「いま」なのかが、なぜ今年の目標のひとつにすえてきたU-20ワールドカップを回避させてまでフル代表に抜擢するのかが、関塚委員長の説明を聞く限りでは理解できない。実際、2年に一度開催されるU-20ワールドカップがもつ価値を、影山監督はこう説明している。
「我々は極東に位置する島国であり、ヨーロッパのように車で1時間も走れば隣の国の代表チームと戦える日常がない。その意味でU-20ワールドカップに出るだけでなく、できるだけ多くの試合を経験することで、世界のトップにこれから出てくるであろう同世代の若者たちと互して戦えるのか、あるいは彼らの先に行けるのか(を感じることができる)。もっている力のすべてを出して戦える機会は重要であり、不可欠なものとして認識している」
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Source: samuraigoal
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