【サッカー】<Jリーグ/チェアマン>「令和は地域に根ざす」昇降型ピッチなど構想「税金を頼ったりしないで民間資金がより集めやすい」
2019年4月24日- 1 名前:Egg ★:2019/04/24(水) 09:00:59.98 ID:bFWjRf2S9.net
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間もなく「令和」の時代が幕を開ける。
Jリーグの村井満チェアマン(59)は産経新聞の単独インタビューに応じ、新時代の羅針盤を示し、「平成」を振り返った。令和での使命は各クラブが本拠地とする地域に深く根ざすこととし、スタジアムを核に据える考えを示した。期待が高まっている防災機能に加え、学校、役所、スポーツ施設などが一体となった形式や、ピッチを天井まで上昇させる技術の利用などを構想中で、老若男女が集う空間を生み出したいという。(五十嵐一、奥山次郎、榊輝朗)
「おそらく、少子高齢化が成熟の局面を迎えるのが令和の時代になりますよね」。新時代を、こう見通した。高齢者の行動範囲は限られる。人口減少に比例して税収が減れば、新設できる施設は多くない。「多機能型の施設があったらいい」と考える理由だ。
3月、シンガポールに飛んだ。中心部から車で30分ほどのタンピネス地区で出合った光景は衝撃的だった。5階建てのスタジアム中央にピッチが広がり、映画館、図書館、リハビリ施設、役所、飲食店、ジムなど、生活に必要な施設がグルリと取り囲んでいた。
シンガポールの国土面積は東京23区ほど。土地が限られる条件は日本に似ている。「一つ一つ別々のものを造るより、コストもかからない」と実感した。高齢者がピッチを見下ろしながらランニングしている姿を目にして「スポーツの入り口を自然な形で置いている」とも感じた。役所への用件で足を運んだ人が、走っている人を見て体を動かしてみようと思える環境は魅力的だった。行政やスポーツなどの縄張りを乗り越え、融合していく未来を見た。
日本独自の造船技術を活用し、ピッチをスタジアム天井まで持ち上げるアイデアも温めている。試合日以外は芝生を太陽の下で育成しながら屋根として活用。空いたピッチ部分では室内競技、見本市、コンサートなどが開催可能で、稼働率を高めて施設の収入を増やす好循環を思い描く。
昨年12月、J3福島の新スタジアム案にピッチが昇降する機能が盛り込まれるなど、実現の兆しは見え始めている。「実現は遠くないんじゃないですか。(稼働率が高まれば)初期投資が回収できる。税金を頼ったりしないで民間資金がより集めやすい」と楽観的だ。
地域を重視し、今季からホームグロウン制度も導入した。J1のクラブは12~21歳の間に3季以上在籍した選手を最低2人登録することを義務づけた。各クラブが地域に根ざし、チーム哲学を醸成する狙いがある。「哲学がないと、監督が代われば戦い方が、社長が代われば育成への投資金額が変わるでしょ」。各クラブに“色”を求める。
「平成」の時代、Jリーグのクラブ数は10から55に増え39都道府県に広がった。「令和」は? 「地域の社会、生活と、より関わっていく局面に入らないといけないと強く思う」。「拡大」から「深化」へかじを切る。
■平成とともに歩んだJ クラブは10→55に拡大
村井チェアマンは平成の時代を「Jリーグの歴史はそのまま平成といっていい」と振り返り「スポーツに関わる人材を輩出し、育ててきた時代」と位置づけた。
Jリーグは1993(平成5)年に10クラブで開幕、39都道府県55クラブまで拡大した。各クラブには約30人の選手がおり、現在は約1500人がプレーする。「指導者や従業員を含めると、Jリーグ全体で約5千人がサッカーで生計を立てている」という。
プロスポーツを運営する環境で育った人材の一部は活躍の場を広げた。2016(同28)年に始まった男子プロバスケットボールのトップリーグであるBリーグ、将来のプロ化を視野に入れて18(同30)年秋に開幕した卓球のTリーグなどで貢献している。
視聴環境が大きく変わった時代でもあった。家族で一台のテレビを囲む風景は様変わりし、Jリーグの試合は、17(同29)年からDAZN(ダゾーン)がインターネット配信している。「かつては考えもしなかった」と感慨を込めた。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16359519/
引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1556064059
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Source: フットボール速報
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