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『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』試遊レポート テレビアニメ版から劇場版までのエピソードを追体験可能な『鬼滅の刃』初の家庭用ゲームタイトル

『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』試遊レポート テレビアニメ版から劇場版までのエピソードを追体験可能な『鬼滅の刃』初の家庭用ゲームタイトル

対戦モードは2対2ならではの共闘感満載

人を喰らう鬼がいる悪夢のような世界で、鬼と人の激闘を描いた漫画『 #鬼滅の刃 』。単行本の累計発行部数が1億5000万部を突破し、劇場アニメ版が興行収入400億円を突破した大ヒット作品だ。その『鬼滅の刃』初となる家庭用ゲーム機向けタイトルとして、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』が2021年10月14日に発売される。

漫画やアニメを原作としたゲームに定評のあるサイバーコネクトツーがかかわっていることでも話題を呼んでいる本作。リリースを前に試遊する機会に恵まれたので、そのインプレッションをお届けしたい。なお、試遊はPS5版で行われた。

『 #鬼滅の刃ヒノカミ血風譚 』には、バーサスモードの“対戦”とソロプレイモードの“ヒノカミ血風譚”がある。“対戦”では、原作に登場したキャラクターのなかから2人を自由に組み合わせて2対2で対戦可能。“ヒノカミ血風譚”では、テレビアニメ版『鬼滅の刃』第1期にあたる「竈門炭治郎 立志編」から『 #劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 』までのエピソードを追体験できる。試遊では“対戦”と“ヒノカミ血風譚”の両方をプレイできたので、それぞれを紹介する。

2対2による共闘感あふれるバトルモード

18名のプレイアブルキャラクターからなる“対戦”は、2対2で戦う。主人公の竈門炭治郎をはじめ、我妻善逸や冨岡義勇などの人気キャラクターのほか、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』にて主役級の活躍をした煉󠄁獄杏寿郎も参戦。さらに、発売後の無料アップデートにて、「鬼」がプレイアブルキャラクターとして追加されることが発表されている。

本作のバトルは3D空間のステージで行われる。左右はもちろん、ステージの手前や奥に移動して相手の攻撃を避けられるタイプの対戦格闘アクションゲームだ。通常攻撃やキャラクター固有の技を組み合わせてダメージを与えていき、相手の体力ゲージを削りきれば勝利となる。大きな特徴は技を発動するのに専用のゲージがあること。技を1回発動するにつき、技ゲージを20%消費する。時間経過で技ゲージは回復するものの、無制限に連発することはできない。

鬼殺隊の「炎柱」こと煉󠄁獄杏寿郎の強烈な一撃。

とはいえ、技の発動に複雑なコマンドは要求されない。△と左スティックやR1を組み合わせることで簡単に技を出せる。そのため、技を繰り出すタイミングがなにより重要となる。ガードやステップで相手の攻撃をしのぎ、機を見て攻めていこう。相手との間合いを一気に詰める追尾ダッシュを上手く使っていきたいところだ。ガードの耐久値を削り取る「強攻撃」や「捌き」なども存在するため、攻防の駆け引きはさまざまなところに及ぶ。一般的な対戦格闘における「投げ」は本作では「掴み技」と表現されており、炭治郎の場合は原作でお馴染みの頭突きを繰り出す。

相手に攻撃を当てたり、逆に相手からの攻撃を受けることで「奥義・開放ゲージ」が溜まっていき、これを開放すると攻撃力や素早さが一定時間強化される。さらに攻撃力が強化された状態になる「全開放」も存在する。また、奥義・解放ゲージのストック量に応じてダメージが変化する「奥義」も発動可能。炭治郎の場合は、奥義として「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」を使える。派手なエフェクトや奥義ヒット時のカットシーンは、バトルを盛り上げる。

炭治郎の奥義「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」。

2対2による“対戦”ならではの特徴としては、バトル中のキャラクター切り替えがある。ゲージ消費が必要なものの、キャラクター交代のタイミングは自由だ。キャラクターによって効果が異なる攻撃を持っていたり、技の軌道や範囲が違ってくる。そのため、2対2は攻撃に変化を付けやすいバトルシステムだと言えるだろう。たとえば、一定時間体力が減り続ける「毒」の効果を持つ胡蝶しのぶで攻撃したあとに、スピードの早い技を持つ我妻善逸に交代して一気に攻め立てるというような戦術も取ることができる。

また、キャラクターを交代させないまま、控えているキャラクターに攻撃させることが可能。「共闘ゲージ」を消費することで、仲間が現れて相手を攻撃してくれる「共闘技」や相手から攻撃されているときに仲間から助けてもらう「緊急離脱」も発動できる。メインとして戦っているキャラクターのコンボ後の追撃に共闘技を使ったり、ガードがもたないときの反撃として緊急離脱を使ったりと使い勝手の良いアクションだ。キャラクター交代の手軽さや補助的にバトルに参加させられる本作のバトルシステムはほかにはない共闘感を生み出している。

コンボ後の追撃として使い勝手の良い「共闘技」。豊富なイベントシーンで原作を追体験できる“ヒノカミ血風譚”

主人公の竈門炭治郎になって原作のエピソードを体験できる“ヒノカミ血風譚”。章仕立てになっており、各章は複数のステージから成り立つ。条件を達成することで、次のエピソードへと進めるステージクリア方式を採用している。

なお、“ヒノカミ血風譚”ではストーリーに応じて決まったキャラクターで進み、炭治郎以外のキャラクターを操作するパートも存在する。たとえば、第2章のボス「沼の鬼」との戦いでは、炭治郎と禰豆子の竈門兄妹の共闘が見られた。相手の数も2体に限らない。“対戦”とは異なり、2対2以外のバトルが“ヒノカミ血風譚”には存在する。

今回の試遊では序章と第2章をプレイした。序章は鬼を退治する「鬼殺隊」の入隊を目指して修業する炭治郎の姿を描く。この章はバトルのチュートリアルを兼ねており、修業中に出会った謎の少年である錆兎との戦いを通じて操作を学べる。チュートリアルを終えたあとには、本気を出した錆兎との実戦に臨んだ。

まず、驚いたのがイベントシーンでキャラクターが喋りまくることだ。感情豊かに表情は目まぐるしく変わるし、喋るときは口もきちんと動いている。試遊した限りでは、イベントシーンはフルボイスだった。

また、バトル中にQTEが挿入されるのも大きな特徴だ。たとえば炭治郎がもつ独特な感覚である「隙の糸」を錆兎との戦いで発揮するシーンでQTEが用いられている。なお、入力に成功すると、「深想の刻」という特別な演出が流れるようになっている。

炭治郎がほかのキャラクターや鬼と戦うバトルステージのほか、3Dで描かれたマップを探索するステージも“ヒノカミ血風譚”には存在する。今回の試遊では、炭治郎の鬼殺隊での初任務を描いたステージをプレイ。若い娘が夜な夜ないなくなってしまう北西の町へと炭治郎が向かい、生来の嗅覚の鋭さを活かして鬼の居場所を探る。

具体的には鬼の「匂いを探知」することで匂いが可視化され、その痕跡をたどる形となる。目的地への大まかなルートはわかるが、街には段差があったり障害物が置いてあったりする。そのため、匂いの先が行き止まりの場合は迂回したり段差を飛び越えたりしなければならない。本作では障害物をジャンプで登ったり、下をくぐったりすることができるが、特定の場所でのみ可能なため、道に迷うことはないだろう。

また、探索ステージでは、メインストーリーに関わらない住人との会話や行き止まりに見える場所でのアイテム入手などが可能。道中では鬼とエンカウントすることがあり、その場合はバトルへと移行する。なお、道中で出会う鬼に関しても「同じ鬼は存在しない」という作品設定に基づき、すべて別の見た目になっているとのこと。

『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに2021年10月14日発売予定。価格は通常版が8360円(税込)。数量限定版や店舗別購入特典についてはこちらの記事を参照してほしい。

※「竈門禰豆子」の「禰」は、正しくは「礻」のしめすへんの漢字を用いる。

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