田辺「最近の馬場は最終週でも時計が速くて内が残るから困惑してる。乗っていて悩まされる」
6月 30, 2021【田辺裕信 ゆる~い話】馬、レース、騎手に影響勝敗を分ける馬場状態
2021.6.30 04:50
約2カ月間の東京開催が終わりました。春の開催は馬場状態について非常に悩まされました(苦笑)。最終週であるにもかかわらず時計が速くて、内が残る。どういうことなのか、と正直困惑しました。
確かに、この時期にしては雨が少ない感じでした。東京や阪神に限らず、中京や新潟でも開催後半にもかかわらず、内が粘って踏ん張るシーンを多く見かけました。
予想をされる方もそうかもしれませんけど、乗っている側としても本当に頭を悩ませます。
ひょっとしたら馬場コンディションを保つための何か新しい技を馬場造園課が開発したのか、と思ってしまうのは、札幌開催の時計が明らかに速いからなんです。
時計のかかる洋芝が、今までとは明らかに違う時計での決着となって、次々とレコードが記録されています。洋芝適性を見込んで遠征してきた馬には、厳しい馬場だったかもしれません。
東京は芝の状態というよりもその下の部分である土の部分(路盤)が、開催が続いても凸凹になりませんでした。凸凹していなければ、芝の状態にかかわらず走りやすいはずです。
それも影響しているのか、例年は開催後半や雨が降ると芝の塊が飛びかうのですが、今年はそれが本当に少なかったですね。
馬場状態の変化は馬、レース、そして騎手の心理にも影響を及ぼしてきます。勝敗を分けるうえでも大きなウエートをしめているといえるでしょう。 (JRA騎手) ※隔週水曜日掲載
https://race.sanspo.com/smp/keiba/news/20210630/etc21063004500001-s.html
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Source: ☆うまなみ・競馬にゅーす速報
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